2007年02月13日
サイトマスター・ウルティモ

フィッシングショーの楽しみのひとつは、展示されているアイテムを実際に手に取り、触れることが出来る点。
そういう意味では偏光グラスの見え具合を確認できるというのは、またとないチャンスでもある。
以前エントリーに上げた、サイトマスター。
私自身は今現在、zealとフラッシュカットの組み合わせを使っているのだけれど、それ以前に3シーズンを過ごしたのが、このサイトマスターだった。
フラッシュカット然り、サイトマスター然り、行き着くところは『いかに快適に釣りをするか』というところを究極まで突き詰めた偏光グラスだ。実際、個人差とレンズ色や天候の要因を考慮しても、水の中の様子はよく分かる。
ところが、あくまで私個人の感想になるけれど、フラッシュカットは個人的には結構疲れやすいし、普段使いには向いていない気がするので、釣り専用機種であることを謳っているメーカーの言は正しいと感じる。それでも使い続ける理由は、もちろん何よりも水中がよく見えるからなのだけれど、正直安い買い物ではないので、あまりの汎用性のなさに少し後悔することも、ないではない。
加えて、プラスチックレンズのフラッシュカットはどんなフレームにも基本的には合わせることが出来るため、顔の横をぴったりフィットさせる8カーブレンズも容易に製作が可能だ。ただしその反面、宿命的にレンズの歪みは(極力排除されているとはいえ)皆無というわけではないので、体調次第ではどうしても頭痛とか目の疲れが出ちゃう。レンズに傷は付きにくいんだけどね。

サイトマスター(Sight Master) ウルティモ メタリックブルー(リミテッド)/ULTIMO METALLIC BLUE
その点、サイトマスターはガラスレンズなので歪みが全くなく、かけていて疲れるということはまるでなかった。視界が慣れるまで頭痛が起こったりという弊害なんて全く無かったし、カーブにもすぐ目が慣れた。また高熱に強いので、車の中に置き忘れてしまっても、グニャグニャになる心配もないのは頼もしい。
レンズカラーに関する点については、私が利用しているタレックスレンズ大阪本店のショールームで尋ねたところ、サイトマスターシリーズのタレックスレンズは特製で、タレックスの既成ラインナップをベースに、微量の色合いをいくつも調合することで、ティムコ独自の「釣りに適した」配色を加味して特別オーダーしたものを採用しているとのことだった。こちらも釣りにバリバリに特化したモデルであることは間違いない。あと、ガラスレンズでも両面マルチコートはできるだけ仕上げる方がいいとも聞いた。映り込みは格段に減少しますからね。サイトマスターはもちろんその辺りもクリアしていてOK。
結局、骨格的に頭がデカイ私はいくらフィッティングしてもガラスレンズの自重をパッドで支えることが出来ずにずり落ちるのを最後まで解消できなかったのでプラスチックレンズへと移行したのだけど、それがなければ今でもガラスレンズの方が良かったなぁ、と思っている。
最初の一本はライトブラウン系。コントラクトが目に馴染みますわ。
ドライブにも使うならライトグレー系。景色が流れる風景に強いので、渓流とか川もこちら。
朝夕の暗い時や野池のステインウォーターならイーズグリーン。
ピーカンの夏やサイトするならセレン系。
度入りを作りたくてサイトマスターを諦めていた方には、少し裏ワザを。
釣りの時につけるメガネで、日々常用しないなら、コンタクトレンズをはめた上から偏光をするのもアリです。特にガラスレンズは歪みが無いのでこの方法である程度は解決できると思いますね。余程度がきついか、または頻度高く使用するならさすがにオーダーするべきでしょうけれど、度入りのレンズを。
ちなみに上記の方法、プレスチックレンズではまるでオススメしません。めちゃくちゃ疲れますよ。
Posted by 少佐 at 12:29│Comments(0)
│アイテム雑記
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。