2007年06月11日
ディトネーター・インプレ

カバーを撃つのが大好きな人によくある・・・本当によくあることだと思うのだけれども、あまりにカバー撃ちに執着するようになり過ぎて、よりヘビーなカバーを求めて『ククク、ここにまた手付かずのカバーがあるやん』とほくそえむようになったりする症状。
いい悪いは別として、こうなるともう、生半可なカバー対応ロッドでは攻めきれないところにまでテキサスやラバジをぶち込むことに至高の喜びを感じるようになったりする。
長らく私はカバー撃ちのジグロッドにタイラントUDを愛用してきたし、ジグと最高に相性のいいロッドであることに変わりなく、片腕である。
ところが、だ。
前述のスーパーカバーを攻略するとなると、HDでは役不足を感じるようになってきた。
ジグ竿であるゆえにファーストテーパーで聞き合わせを可能にしたタイラントでは柔らか過ぎて怖いカバーの奥を躊躇なく打ち込むことが出来る、フリッピングロッド並のパワー。できれば聞き合わせは必要ないのでレギュラーテーパーでパワー重視、破損の可能性を極力排除したい。
そして、相反する釣りになるかもしれないが、沖目の1オンスクラスのヘビキャロで遠投が可能なこと。
この二つをPEライン約50ポンドを使用することを前提に、導入したのがディトネーターだ。

エバーグリーン(EVERGREEN) コンバットスティック タクティクス TCSC-70X
グリップが比較的短いので取り回しもよく、キャストは楽勝で決まる。レギュラーテーパーの粘り腰で遠投はお手の物だ。これはヘビキャロにおいて何よりの利点。正直、この竿がテキサスロッドであることを忘れそうになるくらい操作性は高い。
では、カバー・ボトムではどうなのかというと。
これがまた、XH表記であるわりに柔らかく感じるくらい素直で使いやすい。そのくせやはり硬いので、パワーは充分、ぶっといブランクスは破損の危険も少ないだろう。
ピッチングの容易さは異常。それほどまでに簡単にテキサスを運べますわ。
感度に関しては低いというコメントや、自重が重いというコメントもよく目にする。
うーん、こればかりは主観になってしまうので、一概には言えないけれど、昔のフリップ竿なんてマジで物干し竿だったから、充分軽いと思うし、感度もボトムが捉えられないということもなく、充分探知できるよ? タングステンシンカー使えばもっと感度上がるしね。
ということで、いまでは対カバーのテキサスとヘビキャロを完全にタイラントHDから奪い取るまでに愛用。
ただし、テキサスよりも食い込みの悪いジグを使ったり、ヘビー級のスピナベやクランクをたまに引くことも考えるなら、バーサタイル性は圧倒的にタイラントに分がありますね。要するに、プラグも引くならタイラント、と。

エバーグリーン(EVERGREEN) コンバットスティック タクティクス TCSC-69HD
ディトネーターで巻き物は、個人的には厳しいです。あたった瞬間に送ってやるくらいのことをしないと、ディトネーターの方が弾きます。まぁ、これも慣れですぐに釣れるようになりますけど。
これの上のクラス、モリゾーフリップになるとさすがに用途が限られてくるので、ボトム全般にも使うことを考えればこのディトネーターがベストだと思いますわ。
Posted by 少佐 at 16:16│Comments(2)
│インプレ雑文
この記事へのコメント
ほほう、ディトネーターなかなかですか。
硬い竿すなわちパワーのある棒きれではないところは、評価できそうですね。
硬い竿すなわちパワーのある棒きれではないところは、評価できそうですね。
Posted by ミリオネア at 2007年06月11日 23:42
>ミリオネアさん
ただの棒竿ではなく、パワーを溜め込める感じですね。ええ。
ただの棒竿ではなく、パワーを溜め込める感じですね。ええ。
Posted by 少佐 at 2007年06月14日 11:28
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