2006年11月18日
地震と懐中電灯
私は関西に在住なので、この十年で地震には殊更注意を払うようになった。北海道の地震報道も、TVの向こうの風景でも人事ではなかった。
正直、あの時の恐怖は一生忘れないと思う。
実際、地震の被害も甚大だったし、何より地震をやり過ごしてからも余震に脅え、それでも毎日を暮らさねばならない環境は、苛酷の一言に尽きた。
水と食糧の備蓄の重要性は言うに及ばず、私が重宝したのはスイスアーミーナイフと、懐中電灯だった。前者は細々した作業で活躍したし、後者は余震の度に建物の状況――自分の家だけど――を夜間でも見にいかねばならないのでフル活動した。
我が家に常備されていたのは大型の、ハンドルを掴んでスイッチを押すタイプのライトと、防水でプラスチック製のスティックタイプのもの。毎日使うとなると大きいのはかさばり、プラ製のものは余震で降ってきた本棚の中身の下敷きになって、あっさり割れてしまった。以降、ウチでは大型一つでがんばってるわけだが・・・。
STREAMLIGHT(ストリームライト) TL2 キセノン
STREAMLIGHT(ストリームライト) TL3 LED
値段は張っても、いいものをこの際買っておこうと思う。
片手でハンドガンを持つことを想定した本格的タクティカル用ライトなら自由が利くし、ハンドルは航空機用アルミを削り出し加工したアンチスリップハンドルを用い、テイルスイッチは押した際だけ点灯するスポット式点灯と常時点灯の2ウェイ方式を採用。
もちろん生活防水だから、頑丈でラフに扱っても・・・というより、ラフに扱わざるを得なくても平気だ。
暗闇があれほど怖いものだと、心細いものだと、アウトドアの野営では感じたことがなかった。
見慣れた自分の日常が、真っ黒だというのは本当に怖いものだ。
Posted by 少佐 at 11:51│Comments(0)
│ギア雑記
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