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専用は高いからねぇ。

2007年04月10日

ファイントラック・ツエルトI

ファイントラック・ツエルトI
昔、まだ学生だったころ。
テント担いで琵琶湖を彷徨い、野宿しながら釣り歩いていた真夏の夜に、同行していた友人が凍死しかけたことがある。
湖北最上部の雑木林でキャンピングをしていた時のことだ。
それまで知識としては低体温症というのがあり、例え外気温が比較意的高くても、体内温度がそれ濁して極端に低下すれば凍死するという原理は読んだことがあったけれども、実際に目の前でガクガク震えて見る見る青くなっていく友人を介抱すると、笑い事ではすまないという危機を抱えながら遊んでいるのだという事実を突きつけられたことに強い衝撃を受けた。
その場を何とか切り抜けたのは、釣り人の知恵として携帯される万能アイテム新聞紙を体中にぐるぐる巻きにして、おまけにエマージェンシーブランケットを被せ、携帯用のビニールガッパを羽織るという、これまた正しいのかどうかよく分からない重ね着で切り抜けたのだけれども、それでも以降、近所の野池に出撃ってな気軽さでない限りは必ずエマージェンシーブランケットを携行。そして山に入るときはブランケットだけでは心細いからツエルトの携行を考えるようになった。
ファイントラック(finetrack) ツエルトI 1~2人用
ファイントラック(finetrack) ツエルトI 1~2人用








ツエルトといえば、ファイントラック。
このツエルトI、成人2人が何とか寝転ぶことを前提に作られたツエルトとしては、破格の軽量で知られるベストセラー。240g、ペットボトル半分の重さで万が一に備えられるなら、保険としてこれ以上の安心はないだろう。包まるだけなら3~4人が充分入れるし。
こういうアイテムはいつ使うかというよりも、持っていること自体が重要。やはり揃えておくべきだと思う。ホント、怖いのは何も遭難だけじゃないからね。



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